マーダーミステリー(以降マダミス)にはTRPGのようなルールブック(ルルブ)が存在せず、シナリオに依存する、状態となっています。
そのため事前に共通ルールを把握するのはむずかしい状況になっています。
本記事ではマダミスを約200本(2021年8月時点)ほど経験してなんとなく掴んだ基本的ルールを記載します。
ビーすけ
ちなみにこの記事のベースは経験数30のときに書きました
たくさんのシナリオが出ているため、当てはまらない場合なども多々ありますので、あらかじめご了承ください。
書いてあることと違うぞ!というケースは当然ありえます。
随時更新はしますがあまりにも特殊なルールはシナリオのネタバレにつながりがあるため、あえて記載していないパターンもあります。
上記をご了承の上、お読みいただけますと幸いです。
- マダミスには共通ルールブックがない
- 共通ルールの紹介
- 個別ルールの紹介
見たい場所へジャンプ
共通ルール
ほぼすべてのマダミスに共通するルールは下記3つです。
- 自分が演じるキャラクターシートを他のプレイヤーに見せてはいけない
- 「キャラクターシートに書いてあった(書いてなかった)」と言ってはいけない
- ゲーム中キャラクターシートを確認するときは「ちょっと思い出すね」と言って見る
※キャラクターシートはハンドアウト(HO)と記載される場合もあります
「シナリオのルール」というよりは「マダミスのルール」ですね。
破ってしまうとゲームを壊すことにつながります。
自分が演じるキャラクターシートを他のプレイヤーに見せてはいけない
これは論外です。
仮に故意でなくてもこのようなことは絶対に起こさないようにしてください。
わたしはゲームマスターの際、プレイヤーにキャラクターシートを配るときが最初の緊張ポイントです。そのくらい大事な部分になります。
「キャラクターシートに書いてあった(書いてなかった)」と言ってはいけない
この言葉で、嘘か本当かがわかってしまいます。
嘘についてはこのあと後述しますが、マダミスでは嘘を推理するのが楽しみの1つでもあります。
またキャラクターを演じるため、自分の言葉で話すもしくはキャラクターシートの内容をそのまま読む場合も何食わぬように話すとよいでしょう。
ゲーム中キャラクターシートを確認するときは「ちょっと思い出すね」と言って見る
キャラクターシートを読む時間は限られるため、話し合い中に見返したくなるときがあります。シナリオのルールで禁止されていない限り、見返すことは問題ありません。
ただその際はすでにはじまっているため「キャラクターシート見るね」ではなく「ちょっと思い出すね」と言って見るようにしましょう。
ゲームを壊すようなことではないですが、世界観を守るための配慮ですね。
またそのように言うことで、キャラクターシートを確認していることは伝わるのでその間に別の内容に切り替えることもできます。
なぜルールがあるか
マダミスは同じゲームを1回しかプレイすることができないため、途中でゲームができなくなってしまった場合も2度とプレイヤーとしてプレイすることはできません。
このあたりはゲームマスターからも強く説明はあるとは思いますが、あらかじめ念頭に置いておくようにしてください。
これは1人のマダミスプレイヤーとしてのお願いです。
個別ルール
続いてはシナリオによって異なるルールです。書きすぎるとキリがないので一部のみ(随時更新)とします。
嘘について
嘘についてはシナリオによって異なりますが、以下のパターンに分類されます。
- 全員嘘OK
- 犯人のみ嘘OK
- 犯人のみ嘘OK、犯人以外は特定の項目のみ嘘OK
- 全員嘘NG
だいたいのシナリオは1、2、3に分類されます。
初心者向けのシナリオは2か3の傾向が多いように感じます。
もちろん全員嘘OKでも必ず嘘をつかなければいけない、というわけではありません。
嘘をつけばつくほど、あとで矛盾が出てきてしまった時に苦しくなります。
また嘘がOKでもゲームを壊すようなまったく関係ない嘘はつかないようにしましょう。
話し合いについて
マダミスでは話し合いのフェーズが存在します。話し合いにも種類が存在します。
- 全体
- 密談
- 全体(密談可)
- 自由
他のパターンもありますが、代表的な4つを紹介します。
※話し合いの名前はシナリオによって異なる場合があります
全体
全員で話をする時間です。個別で会話をすることはできません。
個別で話すことはできても全員に聞かれてしまいます。
密談
特定の人数でこっそり話す時間です。
他のキャラクターには聞かれないので内緒話をすることができます。
全体(密談可)
全体で話をしますが、希望した場合は密談にいくことができます。
密談を提案した場合、疑われる要素の1つになりうるので必要な時のみにするのを推奨します。
自由
大人数のシナリオにありがちです。全体で話すのも個別で話すのもOKの会議です。
2人で話していても入ってこられるケースや密談することにこだわりすぎて大元の話ができないというケースがあるので、時間配分には注意しましょう。
制限としては、時間(密談は何分まで、ラスト何分は密談不可)や人数(密談する場合は何人まで)で縛っている場合もあります。
カードについて
シナリオによってはカードを使用する場合があります。
カードは表にしたり特定の人に見せたりすることで自分の潔白証明や他者を疑うことにつながります。
カードの扱いについては話し合いやフェーズで異なるため、ゲームマスターの説明をよく聞くようにしましょう。
投票について
話し合い後に投票があります。
投票対象、自分への投票有無、同数の場合の処理、投票とプラスで記載する項目などシナリオによって異なるので、ゲームマスターの説明をよく聞きましょう。
もし犯人か犯人をかばうキャラを引いたときは、説明がなかったとき「同数の場合の処理」を事前に聞いておくとおすすめです。
最多票を回避する必要があるかないかで振る舞い方がかなり変わります。
ただし全体の場で聞くと犯人と透けてしまうので、こっそり個別で聞くようにしましょう。
まとめ
マダミスの基本的なルールについて紹介しました。
一部ではありますがこのあたりを抑えておけば、あとは各シナリオの独自ルールをあわせてプレイすることができます。
最初のうちはむずかしいですが、慣れてしまえば何となくできるようになるので大丈夫です。
それでは楽しいマダミスライフを送ってください。
- マダミスには共通ルールブックがない
- 共通ルールの紹介
- 個別ルールの紹介
ビーすけ
この記事が役に立ったらSNSでシェアしてくれるとうれしいぞ!
マダミスのネタバレについての記事も書いています。
ネタバレもルールがあいまい、異なりますのであわせて読んでみてください。